PHILOSOPHY

MAD ET LENの物語は、生命ある世界へのまなざし、その絶え間ない変化、そして私たちと大地との関わりから始まりました。

それは、自然とそこに息づく数えきれい“生”の美しさへのオマージュです。常に移ろい続けるその姿こそが、私たちに深いインスピレーションを与えてくれます。

私たちは「不完全さ」に心惹かれ、そこに宿る新たな美を見つめています。儚さや移ろいの中にこそ、もうひとつの美しさが存在すると信じているからです。


人の手はできる限り控えめに──

素材や形が持つ本来の力、自然が生む有機的な造形をそのまま生かすために。


MAD ET LENは、こうした思想を多感覚的な形で表現する、“生”の美しさと職人の精神を宿し時を超えたフレグランスブランドです。

私たちは、日々の中に隠れている小さな美しさや、時間とともに姿を変えていくものの奥深さに、そっと光を当てようとしています。

SCENT

大自然はインスピレーションの源。

香りの調合はフランス南アルプスにある自社のアトリエで行われています。

移ろい続ける自然の“生”の香りを素直に表現するため、あえてシンプルな処方を選択し、少量生産で丁寧に仕上げています。その時にしか出会うことのない限られた素材たちは、洗練されたアイデアを私たちに与えてくれます。

パラフィンや石油由来成分、CMR物質は一切使用せず、伝統的なアポセカリーの精神にこだわります。

そして物語のように紡いだ香りは、奥行きのある世界を表現します。

OBJECT

すべてのオブジェは、モロッコとモーリタニアにあるアトリエで、古来から受け継がれてきた技法によって一つひとつ形づくられます。

手という存在、そして身体そのものが、記憶に刻まれたシンプルな所作の積み重ねによって美を生み出す─ その営みを大切にしています。大量生産はしません。

積層鋼を打ち、刻み、磨き、最後に火で黒く仕上げる── そんな荒々しくも緻密な素材の表情に、私たちの世界観が宿っています。

経年で変化していく佇まいにも、不完全で退廃的な美しさを感じることができます。

CONCEPT

私たちの創作は、ひとりひとりの感情に触れ、その人自身の感覚とともに自由に漂う体験を届けたいという願いから生まれています。

香りと人との関係には、太古から受け継がれる無意識の儀式性が息づいていると考えており、その感覚が今どのように自分の中で働いているのかを、そっと問いかけるような存在でありたいのです。