マドエレンと 「わび・さび」の美意識。

 

マドエレンのポプリをどのようなお部屋に置いてみたいと思いますか?

マドエレンは南仏の山奥で生まれました。

それなのに、意外と和テイストのインテリアにもしっくり馴染みます。

日本生まれのブランドではないのに、どこか日本ぽさ(日本の精神)のようなものを感じさせる佇まい。その感情は何からもたらされるのかと思考を巡らせているうちに、ひとつの答えに辿り着きました。

それは「わび・さび」。

世界に広まる「わびさび」は、近年では日本特有の美意識として認識されています。

そんな「わび・さび」のフィルターを通して、マドエレンの楽しみ方をご紹介します。

 

陽に当たる苔 

 

わび・さびとは?

 

「わび・さび」の概念について曖昧な方が多いと思いますので、とても簡単にご説明します。

「わび・さび」を漢字に変換すると「侘び・寂び」と書きます。

漢字の意味から読み取ると、
侘びはどうしようもない悲しみや嘆き、鬱感。
寂びは寂しさや孤独感。

どちらもとてもネガティブな言葉です。

しかし、これをポジティブな意味に変換していくと、
侘びは”どうしようもない状況をプラスに捉え楽しむ心”
というタフな精神美。
寂びは”無常や孤独を受け入れた時に表に出てくるありのままの美しさ”
という表面美として表せます。

この後、中国の影響や室町時代に広まった禅の世界観と結びついて、日本特有の美意識の概念として定着していきます。

 

「わび・さび」を美意識の観点で表現してみました。

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・わび

情緒的な美しさ。シンプルな美しさ。不完全な美しさ。

 

・さび

時間の経過と共に変わりゆくありのままの美しさ

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軒下の苔

  

マドエレンから感じる「わび・さび」

 

マドエレンは自然と向き合い、天然の素材にこだわり、職人の手作業で生み出される偶然の美しさを大切にしているブランドです。

このブランドコンセプトを日本の美意識に重ね合わせると、まさに「わび・さび」です。

 

手作業で製造される鉄器、それぞれ不揃いな粒が印象的なポプリ、自然をテーマにした天然香料の調香は「わび」。

時が経つにつれ、状態に変化が出る鉄器やポプリは「さび」。

 

新品の時だけでなく、生活を共にすることにより違った表情を楽しめるマドエレンのポプリは、日本的な美意識とぴったり重なり、絶妙な落ち着きと時を共に刻むインテリアとしてお部屋に佇みます。

簡素で歪なのに美しい。

まるで戦国時代の茶器のようにも見えます。

 

苔と石

 

わび・さびを感じる香り 〜HUMUS(フムス)〜

 

・HUMUS(フムス)※フランス語では(ウムス)と発音

"森の僻地に差し込む陽射しが織りなす色彩のコントラスト”

森の奥深くに積もる湿った腐植土や枯草の香りと、雨に濡れたほのかに甘くウッディな樹皮が同居する香りです。

 

フムスは「わび・さび」の奥ゆかしさを体感したい際にはぴったりの香りです。梅雨時の晴れ間に差し込む太陽の光に、照らし出された美しい苔の緑が目に浮かんでくるかのようです。

潤いのある大地の匂いを感じながらフレッシュな気分を味わえる香りです。

 

フムスと苔

 

怒涛の情報量とテクノロジーの進歩に飲み込まれそうな私たち。

不完全さや足りなさを受け入れ自然に耳を傾けることにより、日常にこれまでと違った光が差し込むのではないでしょうか。

そんな視点から、この時期おすすめのマドエレンのポプリと香りをご紹介しました。

 

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お寺と旗

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