Story
MAD et LEN(マドエレン)は、ゆったりとした時間がながれる南仏の小さな村「サン・ジュリアン・デュ・ヴェルドン」のアトリエで生まれました。
ブランド名のMAD et LENは、フランス焼き菓子の「マドレーヌ」に由来しています。マルセル・プルースト著『失われた時を求めて」という物語に、紅茶に浸したマドレーヌ(Madeleine:文中はmad.lenと記載)を食べたことで過去の記憶がよみがえるというエピソードがあります。味覚や臭覚からその時の記憶や感情を思い出すことをプルースト効果と呼ぶようになった有名なシーンであり、"思い出"はMAD et LENの調香の礎になっています。
Scent
南仏のアトリエを囲む大自然はインスピレーションの源です。
この時にしか出会うことのできない限られた素材たちは、洗練されたアイデアを私たちに与えてくれます。
自然のリズムと調和する季節の素材と対話し、シンプルさにこだわり、伝統的なアポせカリーの手法で繊細に調香します。
パラフィンやその他の石油ベースの成分、CMR分子を拒否します。
そして物語のように紡いだ香りは、奥行きのある世界を表現します。
Object
器やオブジェは、テクノロジーに頼ることなく、職人が受け継いできた技術を駆使して、すべて圧延鋼から作り上げることを大切にしています。
大量生産はせずひとつひとつ手作りで作られ、表面の細かな質感や凹凸、曲線の歪みには生産時の想いが刻まれています。
重厚な無骨さと繊細さが交差するアーティスティックな佇まいです。
経年で変化していく表情に、不完全で退廃的な美しさを感じさせます。
Pot Pourri
アンバー(琥珀樹脂)、ラヴァ(溶岩石)、色とりどりのファインストーン(鉱石)を器に敷き詰めました。
色・形・大きさなど、それぞれのユニークな表情が視覚を魅了します。
大地の躍動感を身近に感じながら、自然のエッセンスを滴らしお楽しみください。