BLACK CHAMPAKA

 

”ムンバイへの旅”


エキゾチックな香りをスモーキーなお香のテイストで表現。

全体を包み込むパウダリーな甘さと霞んだ深みが、オリジナリティーを感じる香りです。

 

 

甘い高揚感と、ホッとする安息感の共存が秀逸なBLACK CHAMPAKA(ブラック シャンパカ)

筆者は熱を帯びた雑踏と自然が混ざり合う媚薬ようなの香りとイメージしています。

そんなエキゾチックな空気を醸し出すBLACK CHAMPAKAの魅力とは?

今回は、気持ちが沈みがちな梅雨を楽しむ香りのお話しです。

 

 

「人の熱」を感じる調香 

 

これは完全に筆者の妄想ですが、マドエレンのポプリの香りの中で最も「人」を感じる香りだと感じます。

 ”人を主役にした調香” とも言えるかもしれません。

 

天然素材だけでの調香のはずなのに、どういうこと?

と思われるかもしれませんね。

もちろん天然素材のみでの調香ですので、実際の人の香りがするという訳ではなく、人の熱気、高揚感、欲望を生々しく感じるという意味においてです。

 

その舞台はインド。

東洋を訪れた西洋の人が目の当たりにした、エネルギッシュな街と人と自然を感じるがままに、ごちゃ混ぜにした旅の想起が表現されています。

 

インドイメージ

 

マドエレンは天然素材のみを香りに採用しており、フレッシュな植物のエッセンスで調香します。


ベースとなる素材の影響が大きくなりますが、BLACK CHAMPAKAは「チャンパカ」をより生々しく際立たせ、人の高揚感や甘い欲望をビリビリと感じさせてくれる異質の存在に仕上がってます。

それなのに心地よいのは、高揚感の後ろにひっそり潜む、安息感とのバランスが絶妙だから。

相反する感覚を楽しませてくれる香りは、一体どのように調香されているのでしょうか?

 

チャンパカの花

 

エキゾチックなチャンパカの香り

 

マドエレンは触れた方が自由に香りと対話できるように、レシピはブラックボックスに包まれています。
イメージとしてご参考ください。

 

BLACK CHAMPAKAは、その名の通り「チャンパカ」がベースになっています。

 

【チャンパカ】

日本では金香木(きんこうぼく)と呼ばれるとその木は、東南アジアやインドが主な原産国のモクレン科の常緑樹で、歴史的にも神聖な木として扱われてきた背景があります。

なんでも、チャンパカの花はインドではヒンドゥー教で富と繁栄を司るとされる女神クシュミーの化身とされ、シンボリックな存在に。またバリ島では神々にささげる神聖なものとして大切にされていたのだとか。
その他皮膚の炎症を抑える鎮静作用ウイルスから予防する作用、ホルモンバランスを整える作用、精神を整える作用など、インドや中国では実用面でも万能薬として重宝されてきました。

香りは花から抽出され、厚みのあるパウダリーな甘さが高揚感と妖艶な気分へと導きます。

バリを旅行されたことがある方は、香りに触れればその旅の記憶が一瞬にして蘇がえり、エキゾチックな気分になるのではないでしょうか?

  

ブラックチャンパカの錆びた器


BLACK CHAMPAKA

 

BLACK CHAMPAKAは、このチャンパカにマサラインセンスを思わせる、野性味、霞んだフローラル調と柑橘が混ざり合います。

 

ここに高揚感と安息感が共存する「甘く濃厚でパウダリーなフローラル調の香り」が絶妙なバランスで完成しました。

 

ムンバイの夜景

 

梅雨を楽しむ

 

梅雨の入り口がやってきました。

 

ジメジメと重く立ち込める空気を、妖艶な高揚感でリフレッシュするもよし。

濃厚な甘さに浸り、自堕落に身を任せるもよし。

時々の気分で、全く違った香りの体験ができるのも楽しいですよね。

 

夏までの道のりを、BLACK CHAMPAKAで素敵な時間にしてみませんか?

 

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